問われる「司馬史観」でもなぜ明治だけ? 見落とされがちな「暗さ」
――明治を成功物語としてとらえる見方は司馬に限ったものでもない気がします。なぜ司馬の歴史観だけが司馬史観としてくくられるのでしょうか。
まずは、この時代を扱った司馬の作品がよく読まれました。例えば、「竜馬がゆく」は約2500万部、「坂の上の雲」は約2千万部、それぞれ累計で発行されています。(電子版も含む)。司馬作品の中でも圧倒的に読まれています。
同じく歴史を描いた吉川英治や吉村昭らよりもはるかに多く読まれたことに加えて、司馬の作品には「余談」がちりばめられ、「歴史」を作品内で論じています。その延長で歴史エッセーも出しています。
ただ、何よりも司馬史観という言葉が使われた時代の文脈を読み取ることが重要です。実は司馬史観という言葉が特に多く使われ、議論の対象となったのは、1990年代に入ってからです。
――なぜ議論の対象になったのでしょうか。
《宗族、種姓與社團》譯者黃光國教授近日辭世,教授生前仍不斷把握時間寫作,奉獻給他熱愛一生的學術創作,南天謹以此作悼念,表達對教授的無限追思。黃光國教授早期受到許烺光的研究啟迪,引導他進入文化心理學的研究領域,他也義不容辭地答應許烺光著作集的翻譯工作。本作以宗族(Clan)、種姓(Caste)與社團(Club)為切入點,旁徵博引,對於代表著儒教(中國)、印度教(印度)與基督教(美國)這三大文明的三種社會組織,做出畫龍點睛式的剖繪,使讀者能夠在人類共有的社會團體之上,清楚看出文明的獨特之處與不同文化間的對比,充分展現出教授深厚的學養及超乎常人的學術洞識。
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