2023年7月14日 星期五

文化的交流與互動:山川日月......讀 葛兆光:《 聲迴響轉—講稿八篇 重思禪宗與中國文化》《宅茲中國:重建有關「中國」的歷史論》 ; 松崗正剛 和漢一體《日本文化核心》 《山水思想—「負」的想像力》《千夜千冊 》等 述/中国は“中国”なのか 「宅茲中国」のイメージと現実

文化的交流與互動:山川日月......讀 葛兆光:《 聲迴響轉—講稿八篇      重思禪宗與中國文化》《宅茲中國:重建有關「中國」的歷史論》 ; 松崗正剛 和漢一體《日本文化核心》 《山水思想—「負」的想像力》《千夜千冊 》等       述/中国は“中国”なのか 「宅茲中国」のイメージと現実

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 林文月與葛兆光的謝靈運:《 聲迴響轉—講稿八篇 重思禪宗與中國文化 》辯宗論     

易於見理 難於受教 180

和漢一體

松岡    松崗正剛 《日本文化核心》 《山水思想—「負」的想像力》《千夜千冊 》




2021   葛兆光


葛兆光

上海復旦大學文史研究院及歷史系特聘資深教授。曾任日本京都大學、東京大學、比利時魯汶大學、台灣大學、美國普林斯頓大學、哈佛燕京學社、芝加哥大學客座教授或訪問學者。主要研究領域是東亞及中國的思想、文化與宗教史。著有《增訂本中國禪思想史》、《中國思想史》(兩卷本)、《宅茲中國》、《想像異域》、《何為中國?―疆域、民族、文化與歷史》等。(相片來源:復旦大學歷史學系)

宅茲中國:重建有關「中國」的歷史論述

宅茲中國:重建有關「中國」的歷史論述
作者:葛兆光
出版社:聯經
出版日期:2011/03/29
EAN:9789570837780
印刷:黑白印刷
裝訂:平裝
頁數:352
開數:(22.7×15.2cm)

這本書,不是討論中國如何崛起,而是回到問題原點:何謂中國?中國當代著名思想家葛兆光,一位身在「中國」的學人,應當如何既恪守中國立場,又超越中國局限在世界或亞洲的背景中,重建有關「中國」的歷史論述?

本書通過兩個歷史角度,一個是文獻資料中所見的關於「中國」的思想史,一個是關於「中國」本身的學術史,重新建構學術意義上的「中國」論述。

「宅茲中國」用的是1963年在陜西寶雞發現的周銅器何尊銘文中的一句話。「宅茲中國」可能指的是常被稱為「天之中」的洛陽。作者借它來象徵,不僅因為「中國」一詞最早在這裡出現,而且也因為「宅」字既像「定居」,又似「墨守」。這新舊兩重意思,讓我們反省:什麼是中國?

1895年以後,大清帝國從「天下」走出來,進入「萬國」,原來動輒便可以「定之方中」(《詩經》)、自信「允執厥中」(《古文尚書》語)的天朝,漸漸被整編進了「無處非中」(艾儒略語)、「亦中亦西」(朝鮮燕行使語)的世界,便不得不面對諸如「亞洲」、「中國」和「世界」這樣一些觀念的衝擊。究竟什麼是「亞洲」?究竟什麼是「中國」?中國如何面對「世界」?看似平常的常識背後,潛伏著一個又一個懸而未決的問題。

本書討論「世界」、「東亞」與「中國」、「學術」與「政治」、「認同」與「拒斥」、「國別史」與「區域史」,雖然聚焦的是「中國」,討論日本關於神道教的爭論、日本關於滿蒙回藏鮮的學術史、討論朝鮮的史料中的一些問題,其實也還是聚焦在中國的。討論什麼是「中國」,不得不涉及「周邊」,通過「周邊」──「他者」──的眼睛、資料、視角來看中國,比如十七世紀以後,東亞諸國的彼此認同和互相排斥,就涉及到民族、國家和歷史;而民族、國家和歷史的自我認識和他者認識,又會涉及到一國和周邊諸國的關係;而周邊的話題,又牽出來如何理解中國和亞洲的關係;既然討論中國和亞洲,又會討論到疆域、族群和歷史等問題。

葛兆光通過本書,提出了重建有關「中國」的歷史論述,應從有關「中國」、「亞洲」或者「世界」的認識的歷史資料,包括中國和朝鮮、日本的歷史資料中出發,把問題放在思想史脈絡或學術史語境中去討論,而不應該是從來自西方的「理論預設」下去倒著看歷史,或者從現實利害的角度做「提供證據」似的歷史論證。他提出了「從周邊看中國」,既包含了「中國觀」即中國自我認識的改變,也涉及到文化交流史研究方法的改變,同時強調在歷史中研究「民族國家」,而不是把歷史從「民族國家」中拯救出來。
本書體系完整,一氣呵成,論證之細緻,說理之透徹,令讀者由衷敬佩。


自序
緒說 重建關於「中國」的歷史論述:從民族國家中拯救歷史,還是在歷史中理解民族國家?
引言:「中國」作爲問題與作爲問題的「中國」
一、從施堅雅到郝若貝:「區域研究」引出中國同一性質疑
二、從亞洲出發思考:在亞洲中消融的「中國」
三、臺灣的立場:同心圓理論
四、大汗之國:蒙元與滿清帝國對「中國」歷史的挑戰
五、後現代歷史學:從民族國家拯救什麽歷史?
六、如何在中國歷史中理解歷史中國?
結語:歷史、文化與政治,中國研究的三個向度
【附記一】
【附記二】

第一章:在歷史中理解中國
第一節:「中國」意識在宋代的凸顯——關於近世民族主義思想的一個遠源
一、「中國論」與「正統論」:中國意識的真正凸顯
二、實際政治與觀念想像的差異:天下、四夷、朝貢、敵國
三、中國:「邊界」的浮現
四、民族、國家與文化的觀念:反夷教的意識以及確立道統
五、漢族的和中國的,什麽是漢族的和中國的?
第二節:山海經、職貢圖和旅行記中的異域記憶——利瑪竇來華前後中國人關於異域的知識資源及其變化
一、想像和知識的差距:想像的異國
二、建構異域想像的三類資源:旅行記、職貢圖和神話傳說寓言
三、想像加上想像,故事加上故事:女國、狗國與屍頭蠻
四、利瑪竇之前的異域想像:來自古典知識和歷史記憶
五、利瑪竇來華之後:從「天下」到「萬國」
第三節:作爲思想史的古輿圖
一、邊緣與中央:歐洲古代世界地圖中的東方想像
二、從天下到萬國:古代中國華夷、輿地、禹迹圖中的觀念世界
三、佛教地圖:另類世界的想像
四、內諸夏而外諸夷:以明代海防地圖爲例
五、大「公」無「私」:從明代方志地圖看當時人的公私觀念
六、小結
【附錄一】謎一樣的古地圖
一、令人驚異的《混一疆理歷代國都之圖》
二、蒙元時代的世界新知識
三、是回回人的禮物嗎?
四、超越疆域的知識史視野

第二章:交錯的亞洲、東亞與中國
第四節:西方與東方,或者是東方與東方——清代中葉朝鮮與日本對中國的觀感
一、「東方」、「中華」:漸行漸遠的中日韓三國
二、明以後無中華:朝鮮人的觀感
三、誰是中華文化血脈:日本人與漂流唐船船員的筆談
四、分道揚鑣:十七世紀以後的東亞還有認同嗎?
第五節:想像的和實際的:誰認同「亞洲」?——關於晚清至民初日本與中國的「亞洲主義」言說
一、關於日本近代的亞洲主義
二、晚清至民初中國對「亞洲主義」的複雜反應
三、世界圖像的各自想像:中日之間的差異
四、民族主義與世界主義,或者傳統性與近代性
第六節:國家與歷史之間:從日本關於中國道教、日本神道教與天皇制度關係的爭論說起
一、二福爭論,爭什麽?
二、津田左右吉及其對中國道教的判斷
三、津田左右吉的困境:「影響」還是「借用」?
四、「古層」複「古層」:關於神道與天皇
五、中國影響:日本學界的新觀點
六、轉道高句麗?道教在東亞傳播的路線圖
七、中國學家加入論戰:宮崎市定的說法
八、桔逾淮則爲枳:中國道教與日本神道教之差異
結語:有關道教、神道教與天皇制的爭論背後

第三章:理解亞洲與中國歷史的方法
第七節:邊關何處?——從十九二十世紀之交日本「滿蒙回藏鮮」之學的背景說起
引言:問題的提出
一、晚清民初或明治大正之際:日本對「滿蒙回藏鮮」研究的興趣與東洋史學的形成
二、與歐洲爭勝:日本歷史學家對中國周邊的研究動機之一
三、清國非國論:滿蒙回藏鮮學在日本興起的歷史背景和政治意味
四、邊界還是周邊:如何從歷史與現實中界定中國
第八節:從「西域」到「東海」:一個新歷史世界的形成、方法及問題
引言:文明交錯的空間:地中海、西域與東海
一、西域:從近代歐洲東方學、日本東洋學的轉向,到敦煌的大發現
二、東海:傳統文明在東亞近世的交錯與分離
三,研究重心與研究方法:西域研究與東海研究之異同

結論:預流、立場與方法——追尋文史研究的新視野
引言:學術史告訴我們什麽?
一、國際視野:從「虜學」到「從周邊看中國」
二,中國立場:與域外中國學的比較
三、交錯的文化史:不必劃地爲牢
四、結語:新資料、新方法和新典範——文史研究的展望
後記




葛兆光
12月24日下午9:07 ·

平安夜,回顾这风云诡谲的一年,不知说什么好,只有对所有朋友的祝福,希望大家平安。唯一稍稍宽慰的,是《宅兹中国》日文版的问世。


中国は“中国”なのか 「宅茲中国」のイメージと現実新刊

著者葛兆光 (著),橋本昭典 (訳)

「中国」という言葉は、紀元前11世紀に造られた青銅器(酒器)に書かれた銘文「余其宅茲中国、自之乂民」(余は其れ、茲〈ここ〉、中国に宅し、之〈ここ〉自〈よ〉り民を乂〈おさ〉

中国は“中国”なのか 「宅茲中国」のイメージと現実【近刊】 /東方学術翻訳叢書 上製
葛兆光著/橋本昭典訳
出版社:東方書店
出版年:2020年12月
コード:00894   384p   ISBN/ISSN 9784497220141
 
価格 5,500円
 <近刊>
近日刊行予定のものです。
 
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「中国」という言葉は、紀元前11世紀に造られた青銅器(酒器)に書かれた銘文「余其宅茲中国、自之乂民」が初出とされている。それから数千年の歴史が流れ、「中国」という言葉に様々なイメージが投影され、膨張し続けている。この、日本が、世界が、更には中国自身が理解し難い、「中国イメージ」について、膨大な資料より掘り起こした歴史的叙述及び周辺地域(日本・朝鮮・欧州など)の視点とその交流史から多角的に描き出し、多面的な「中国」理解に対する一つの方向性を提示したのが『宅玆中国』である。本書は、名著『宅茲中国 重建有関「中国」的歴史論述』(中華書局、2011年)の全訳である。

著者の言葉
一八九五年以降、大清帝国は「天下」を出て、「万国」の仲間入りをしようとしていた。(略)「アジア」、「中国」、「世界」といった概念の衝撃と向きあわざるをえなくなったのである。なぜ「アジア」なのか。いったい何が「中国」なのか。中国はどのように「世界」に向きあっているのか。自明の常識に思える事柄の背後には、一つまた一つと解決されないままの問題が潜んでいる。(略)
検討がなされないまま使われているこれら地理概念は、いったいどのような文脈において、また、どのような意味において、共通に認識され、論じられるような「歴史世界」となりうるのであろうか。この問題は誰かが引き受けなければならない。もちろんそれは政治的イデオロギーの観点からの応答ではなく、歴史的な文脈と文化的な立場からの応答である。(「はじめに」より)

余其宅茲中国、自之乂民。(余は其れ、茲(ここ)、中国に宅し、之(ここ)自(よ)り民を乂(おさ)めん)「私はここ中国に居を構えて、この地から民を治めよう」。(略)中国は「台頭」(葛氏によれば「膨張」)し、天下の中心たる帝国意識がまたしても姿を現し始めた。しかし、人びとがイメージする帝国としての「中国」とはどの「中国」であるのか。広大な版図を誇るものの非漢民族に支配された元や清であるのか。狭い領土ではあるが漢民族王朝の明であるのか。弱小ではあるが中華民族同一性が形成された宋であるのか。それとも千数百年も昔の漢や唐であるのか。さらに遡って黄河流域に地理的な「中央の地」として都が造営された周であるのか。人びとがもつ中国と「中国」をめぐるイメージと現実について、あるいはその同一性について、本書は読む人各自の思考の中で整理する手立てを懇切に教えてくれることであろう。(「訳者解説」より)

目次:
はじめに
日本語版序文

序論 「中国」についての歴史論述の再構築――民族国家から歴史を救済するか、それとも歴史のなかで民族国家を理解するか
はじめに 「中国」が問題となること、そして問題としての「中国」
一、スキナーからハートウェルへ――「地域研究」が中国の同一性への疑問を引きだした
二、アジアから考える――アジアのなかで氷解する「中国」
三、台湾の学者の立場――同心円理論
四、大汗の国――「中国」の歴史に対するモンゴル・元と大清帝国という挑戦
五、ポストモダン歴史学――民族国家からどのような歴史を救いだすのか
六、中国の歴史においていかに歴史上の中国を理解するか
おわりに 歴史、文化、政治――中国研究の三つの指標

第一編 歴史のなかで中国を理解する
第一章 宋代に顕在化する「中国」意識――近世ナショナリズム思想の一つの淵源
一、「中国論」と「正統論」――中国意識の真の出現
二、現実の政治と観念におけるイメージとの差異――天下、四夷、朝貢、敵国
三、中国――「境界」の出現
四、民族、国家そして文化の観念――夷狄の宗教に反発する意識および道統の確立
五、漢族的と中国的――「漢族の」とはどのようなものか、「中国の」とはどのようなものか
第二章 『山海経』、「職貢図」と旅行記における異域の記憶――マテオ・リッチ来華前後の中国人の異域に関する知識リソースとその変化
一、イメージと知識のへだたり―─異域のイメージ
二、異域イメージを構築する三種のリソース――旅行記、職貢図、そして神話・伝説・寓言
三、イメージにイメージを加え、物語に物語を加える─―女人国、狗国、屍頭蛮
四、マテオ・リッチ以前の異域イメージ─―古典知識と歴史記憶からもたらされるもの
五、マテオ・リッチ来華のあと─―「天下」から「万国」へ
第三章 思想史としての古地図
一、周縁と中心―─古代ヨーロッパの世界地図における東方イメージ
二、天下から万国へ─―古代中国の華夷図、輿地図、禹貢図における観念世界
三、仏教の地図―─別種の世界イメージ
四、諸夏を内にして諸夷を外にす―─明代の海防地図を例として
五、「公」を大とし「私」を無とす―─明代地方志の地図から当時の公私観を見る
六、小結
【附録】謎めく古地図
一、世を驚かせた「混一疆理歴代国都之図」
二、モンゴル・元時代における世界についての新知識
三、ムスリムからの贈りものか
四、領域を超越する知識史の視野

第二編 交錯するアジア、東アジア、中国
第四章 西洋と東洋、あるいは東洋と東洋――清代中葉における朝鮮と日本の中国に対しての感懐
一、誰が「東洋」なのか、何が「中華」なのか─一七世紀中葉からしだいに遠ざかってゆく中国、日本、朝鮮の三国
二、明以後に中華はない――朝鮮人の感懐
三、誰が中華文化の血統をついだのか―─日本人と漂着唐船船員との筆談
四、それぞれの道へ─―一七世紀以降の東アジアになおアイデンティティはあったか
第五章 イメージの、そして現実の……誰が「アジア」をアイデンティティとするのか――清末から民国初頭にかけての日本と中国の「アジア主義」言説について
一、日本近代のアジア主義について
二、清末から民国初頭にかけての中国における「アジア主義」への複雑な反応
三、世界像へのそれぞれのイメージ―─中国と日本にある差異
四、ナショナリズムとコスモポリタニズム、あるいは伝統性と近代性
第六章 国家と歴史のはざま――中国の道教と日本の神道および天皇制との関係をめぐる日本の論争を起点として
はじめに 小さな問題が大きな問題をもたらした
一、「福福論争」、それは何を論争したのか
二、津田左右吉およびその中国道教に対する見解
三、津田左右吉のジレンマ――「影響」かそれとも「借用」か
四、「古層」のさらなる「古層」――神道と天皇について
五、中国の影響――日本の学術界の新しい観点
六、高句麗を経由したか――東アジアにおける道教伝播の経路
七、中国の学者が論戦に加わる――宮崎市定の説
八、「たちばな」が「からたち」になる――中国の道教と日本の神道における差異
おわりに 道教、神道と天皇制をめぐる論争の背景

第三編 アジア理解と中国史の方法
第七章 国境の関所はどこにあるのか――一九、二〇世紀交代期における日本の「満蒙回蔵鮮」学の背景から論じる
はじめに 問題提起
一、清末民初あるいは明治大正期―─日本の「満蒙回蔵鮮」研究への関心と東洋史学の形成
二、ヨーロッパとの勝負―─日本の歴史学者における中国周辺に対する研究の動機の一つ
三、清国は国ではない―─満蒙回蔵鮮の学が日本で興起した歴史的背景と政治的意義
四、国境か、それとも周辺か―─いかにして歴史と現実から中国の境界を画定するのか
第八章 「西域」から「東アジア海域」へ――新しい歴史世界の形成とその方法および問題
はじめに 文明が交錯する空間―─地中海、西域と東アジア海域
一、西域―─近代ヨーロッパ・シノロジーと日本東洋学の転回から敦煌の大発見へ
二、東アジア海域―─東アジア近世における伝統文化の交錯と分離
三、研究の主眼と研究の方法―─西域研究と東アジア海域研究の相違点

結論 預(よ)流(る)、立場、方法――歴史研究の新たな視野を求めて
はじめに 学術史は何を告げているか
一、国際的視野―─「虜学」から「周辺から中国を見る」へ
二、中国の立場―─国外の中国学との比較
三、交錯する文化史―─土地をくぎって囲う必要はない
おわりに 新しい資料、新しい方法論、そして新しいパラダイム―─歴史研究の展望

後記
訳者解説
索引
■編著者紹介
著者
葛兆光(かつ・ちょうこう)
1950年上海市生まれ。北京大学大学院中国古典文献学専攻を修了後、清華大学歴史系教授、復旦大学文史研究院院長などを歴任。現在、復旦大学歴史系特聘資深教授。主な著作に『中国思想史』全2巻(復旦大学出版社、1998、2000年)、『西潮又東風 晩清民初思想、宗教与学術十講』(上海古籍出版社、2006年)、『想像異域 読李朝朝鮮漢文燕行文献札記』(中華書局、2014年)などがあり、日本で翻訳出版されたものに『道教と中国文化』(坂出祥伸監訳、大形徹・戸崎哲彦・山本敏雄訳、東方書店、1993年)、『中国再考 その領域・民族・文化』(辻康吾監修、永田小絵訳、岩波書店、2014年)がある。

訳者
橋本昭典(はしもと・あきのり)
1968年滋賀県生まれ。神戸市外国語大学外国語学部中国学科卒業、関西大学大学院文学研究科中国哲学及哲学史専修修了。博士(文学)。現在、奈良教育大学教授。主な論文に、「中国古代「情」観念芻議――尋求「感情論」的所在」(『東亜観念史研究』11、台湾・政大出版社、2016年)、「経学史論述与日語翻訳的有関問題――以『尚書』今古文言説為中心」(『国際漢学研究通迅』11、北京大学漢学研修基地、2016年)、「儒教道徳の源泉としての情感主義―道徳的正しさと中国古典」(『社会と倫理』26、2012年)がある。共訳書に『朱子語類訳注』巻87~88(汲古書院、2015年)がある。

翻訳協力
佐藤実(さとう・みのる)
大妻女子大学教授


余音: 学术史随笔选 1992—2015
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